私は、数年前アメリカの鉄鋼王で、人生啓蒙書の著者、デール・カーネギーの次の文章(『人を動かす』)読んで、「遅かったか?」と反省しました。
「お世辞が上手に言えるようになるまでは、結婚してはならない。いったん結婚したら、相手をほめることが必須条件となる」
私たち男どもは、365日三度三度の食事で、「料理を褒める」ことはない。これは、多くの男性に尋ねたから、衆知一致している。
ところで、私はここ2、3年前から妻の手料理をほめることがある。その料理は「茶碗蒸し」です。たまに旅に出て、夕食に出される「茶碗蒸し」で、今日まで本当に「うまい」と思ったことはめったにない。
それに比べ、妻が作る「茶碗蒸し」は、本当にうまい。つい本音で「うまい」と言った。以来必ず褒めている。
人間ほめられて、怒る人はいませんよね!カーネギーは、お世辞でもいい、相手を喜ばせる「ちょっとした、心がけ」を言っているのですね!
子育てでも、「ああしろ」「こうしろ」と、躾がましく言うより、親の背中を見せるほうが、効果があると教わっています。これぞ次代に引き継ぐ、最善の方法ではないでしょうか。