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5Gによって社会は一変する

5G(第5世代移動通信システム)は、日本より一足早く米国と韓国で、すでに商用化が始まっている。といっても、5Gは、現行の4Gより実行速度は100倍と速いが、電波の届く距離が基地局から数百メートルと弱く、利用エリアが限られているという弱点がある。そのため、基地局を増やさなければ、当面は駅周辺やスタジアム内など、その利用は一部に限られる。

5Gの高い能力は、企業やビジネス、社会を大きく変えていく力を、秘めている。日本の携帯大手の5Gビジネスは、一般消費者向けより企業向けが先行している。KDDIの高橋社長は、「通信があらゆるモノに溶け込む時代なる」と強調。

その新しいトレンドが「ローカル(地域限定版)5G」だ。
5Gの電波が届く距離が短いことを逆手に取って、工場内、建設現場で使用するといった使い方に、活路を見出しつつある。

あらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術、人工知能(AI)を用いて、工場を高度化する場合に、重要な機密データを外部に出さずに、自社だけの5Gが利用できる。

NTT東日本は、農業や酪農業者にローカル5Gのサービスを提供する計画。農場などにセンサーや、カメラを取り付け5Gの無線通信で、映像やデータを集め、効率的な栽培などにつなげる。

地域版なら、今まで基地局が整備されていなかった所は、電波が届かなかったが、全国どこへでも、早期に5Gサービスが使えるようになる。

詳しくは、拙著「進化する経済」(サンライズ出版)に記載しています。